IP電話は、電話の回線を利用せず、インターネットの通信回線を介して音声の通話を実施するサービスです。音声データに関してもEメールやネットのデーター数値と同じく、パケットを送り届けることで実現されます。近頃では、こうしたIP電話を会社内に組み入れ、電話の回線を一新させるというケースが増加傾向にあります。その目的として非常に大きいのが、通話料金が相対的に安いというところです。いままでの電話の回線をIP通信網へと統合することを通して、大きな通信コストのカットができるような仕組みになっています。とりわけ長距離の通話、あるいは国際通話が多くある勤務場所ならその有効性は大きくなります。一般的な電話との通話料金がリーズナブルであるだけでなく、同一のプロバイダーのIP電話間の通話ならば、通話料金がゼロ円になります。無料になることは通信のための費用を可能な限り抑えたい会社組織にとって有難いところです。支社並びにオフィス間はIP電話を利用することによって通話すれば通話料金は金銭を払うことなく済むことになりますので大きなメリットです。更に、電話回線を引く必要性がないところも労力の面で長所といえます。また、実際に行う仕事面でも利点はあります。IP電話を使いつつPCの画面上でクライアント情報を把握したり、外出する時にPHSや無線IP電話機を介して事務所にあるPCのデーター数値を閲覧できる機能は、用い方によって利用の幅が広がります。